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  • 他人のためにお金を使う方が幸せになる向社会的支出と幸福感どちらの方が幸せを感じるでしょうか?自分のためにお金を使う他人のためにお金を使うある研究者たちが実験してみました!実験の方法朝、どのくらい幸せか尋ねました5ドルあるいは20ドルを渡し、自分のため、あるいは誰かのために使うようお願いしました夕方にまた、どのくらい幸せか尋ねました夕方までに使ってくださいね実験の結果金額に関わらず誰かのためにお金を使った参加者の方が幸福感が高くなっていましたでも、なんで??なぜ他人のためにお金を使った方が幸せを感じるのでしょうか?自己決定理論実は、人は3つの基本的な欲求を持っています関係性欲求:周囲の人と良い関係でありたい有能性欲求:有能な人間でありたい自律性欲求:自分の行動を自分で決定したいそして、これらの欲求が満たされると、幸福感が高まるのですなぜ 「他人のため」 の方が幸せに?これを踏まえると他人のためにお金を使った方が基本的な欲求が満たされやすいからだと考えられます「他人のため」 は欲求を満たしやすいおごるよ♪ありがとう♪関係性欲求が満たされる私たちはあの病気の子の役に立ってる有能性欲求が満たされる「他人のため」 であっても…逆に考えると「他人のため」であっても基本的な欲求が満たされにくい場合は幸せを感じにくいと考えられますある実験では、10ドル分のカフェのカードを渡し以下のいずれかの方法で使ってもらいました自分のために使う友達とカフェに行き自分のために使う友達にカードをあげる友達とカフェに行き友達のために使う「他人のため」 でも関係性欲求が満たされにくい友達にカードをあげるでは幸福感が高まりにくくなっていました他にも寄付が何の役に立つかわからないとき有能性欲求が満たされにくい無理矢理に寄付をさせられるとき自律性欲求が満たされにくい幸福感が高まりにくいことが示されていますさいごにある実験では、他人のためにお金を使って幸せを感じると、その後に再び、他人のためにお金を使いやすくなることが示されています幸せを感じやすくなるように工夫すれば、他人のためにお金を使う人が増えるのかもしれませんまとめ自分のためにお金を使うより、他人のためにお金を使う方が、幸せを感じやすいようですそれは、他人のためにお金を使う方が、基本的な欲求が満たされやすいためのようですこれを踏まえて、幸せを感じやすくなるように工夫すれば、他人のためにお金を使う人が増えるのかもしれません引用文献1) Dunn, E. W., Aknin, L. B., & Norton, M. I. (2008). Spending money on others promote happiness. Science, 319, 1687-1688.2) Deci, E. L., & Ryan, R. M. (2000). The “what” and “why” of goal pursuits: Human needs and the self-determination of behavior. Psychological Inquiry, 11, 227-268.3) Ryan, R. M., & Deci, E. L. (2000). Self-determination theory and the facilitation of intrinsic motivation, social development, and well-being. American Psychologist, 55, 68-78.4) Aknin, L. B., Dunn, E. W., Sandstrom, G. M., & Norton, M. I. (2013). Does social connection turn good deeds into good feelings? On the value of putting the “social” into prosocial spending. International Journal of Happiness and Development, 1, 155-171.5) Dunn, E. W., Aknin, L. B., & Norton, M. I. (2014). Prosocial spending and happiness: Using money to benefit others pay off. Current Directions in Psychological Science, 23, 41-47.6) Aknin, L. B., Dunn, E. W., & Norton, M. I. (2012).Happiness runs in a circular motion: Evidence for a positive feedback loop between prosocial spending and happiness. Journal of Happiness Studies, 13, 347-355.お薦め図書エリザベス・ダン/マイケル・ノートン(古川奈々子(翻訳))(2014). 「幸せをお金で買う」5つの授業. 中経出版.どのようにお金を使えば、より幸せになれるかを、実証研究を基に、5つの視点から説明しています。第5章に、他人のために使うことの効果について、より詳細に記述されています。TED(https://www.ted.com)では、マイケル・ノートンが他人のためにお金を使うことの効果について10分間で話しています♪(日本語字幕付き)製作者竹部 成崇(一橋大学大学院 社会学研究科)
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    • 色がなくても色を感じる(共感覚)
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資料名:20190424_for_others.pdf(2.4MB)

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