心理学ミュージアム

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  • やばい!バレたかも!?懸念的被透視感想像してみよう!•	あなたは、話している相手に隠していることがあり、気づかれないよう、気をつけてふるまっています。しかし・・・•	いつでもうまく隠せるとは限りません。•	「やばい、バレたかも!?」と感じることもありますよね。「やばい、バレたかも!?」•	この感覚は、懸念的被透視感と呼ばれます1), 2)。「やばい、バレたかも!?」•	懸念的被透視感は、「気づかれたくないことを相手に気づかれてしまったように感じる感覚」です。懸念的被透視感=バレている?•	懸念的被透視感を感じたときには、実際に相手にバレているのでしょうか?懸念的被透視感≠バレている•	懸念的被透視感は主観的な感覚なので、実際に相手にバレているかはわかりません。バレないようにするために・・・•	懸念的被透視感を感じた人は、バレないように、「落ち着こうとする」などの対処をとりやすいです3)。しかし!•	行動次第では、あやしいと疑われ、本当にバレてしまうこともあるでしょう。しかし!•	行動次第では、あやしいと疑われ、本当にバレてしまうこともあるでしょう。方法•	参加者:アルバイトの面接を受ける大学生ふるまいに関する指示•	指示には2種類ありました。方法•	参加者:アルバイトの面接を受ける大学生主な結果•	ふるまいに注意するように指示された参加者は、「柔軟に考えてください」という面接者の発言で懸念的被透視感を感じた後に、あやしいと疑われやすい行動を多くしていました。•	なぜでしょうか?理由結果からいえること•	あやしいと疑われやすい行動をしやすくなる理由は、懸念的被透視感を感じる前に、ふるまいに意識的に注意を向けていたためだといえます。まとめ•	懸念的被透視感は、「やりとりの中で、気づかれたくないことを相手に気づかれてしまったように感じる感覚」です。•	隠していることを気づかれないよう、ふるまいに意識的に注意を向けていると、懸念的被透視感を感じた後に、あやしいと疑われやすい行動をしやすくなります。引用文献1)  太幡 直也 (2008).  認知的負荷が懸念的被透視感によって生起する反応に与える影響 心理学研究, 79, 333-341.2) 太幡 直也 (2010). 内面の被知覚の意識に関する研究の展望―概念の整理を中心に―  パーソナリティ研究, 18, 210-219.3) 太幡 直也・吉田 富二雄 (2008). 懸念的被透視感が生じる状況の特徴 筑波大学心理学研究, 36, 11-17.4) Baumeister, R. F., Hutton, D. G., & Tice, D. M. (1989). Cognitive processes during deliberate self-presentation: How self-presenters alter and misinterpret the behavior of their interaction partners. Journal of Experimental Social Psychology, 25, 59-78.5) Patterson, M. L. (2001). Toward a comprehensive model of non-verbal communication. In P. Robinson, & H. Giles (Eds.), The New Handbook of Language and Social Psychology(pp. 159-176). Chichester, UK: Wiley & Sons.お薦め図書•	村井 潤一郎 (2013). 嘘の心理学 ナカニシヤ出版  ‐嘘全般の心理学的研究が紹介されています。  ‐第5章「嘘を見破られる」では、懸念的被透視感に関する   研究が紹介されています。•	太幡 直也 (2017). 懸念的被透視感が生じている状況に      おける対人コミュニケーションの特徴 福村出版.  ‐対人コミュニケーションの中で懸念的被透視感が   果たす役割について考察されています。
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