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心理学の古典的実験機器

KG00004唾管のゴム端子

唾管のゴム端子
唾管のゴム端子1
唾管のゴム端子2
唾管のゴム端子3
唾管のゴム端子4
唾管のゴム端子5
唾管のゴム端子6
唾管のゴム端子7
唾管のゴム端子8
登録番号 KG00004
名称 唾管のゴム端子
受入年代 製造年代 使用年代
受入年代
製造年代
使用年代
所蔵機関 関西学院大学
所蔵機関での分類
領域 生理、動物実験
用途 反応測定・記録
製造会社
サイズ 形状 ガラス・ゴム
点数 3 状態等 少し破損
サイズ
形状 ガラス・ゴム
点数 3
状態等 少し破損
解説 口の中の形は各人違うので、手作りで人の口の中に合わせて作る。この部品の真ん中を耳下腺の出口のところに置いて、引圧でそこに吸い付ける。それがきつくなりすぎると皮膚が痛んだりする。歯車状になっているのはイヌ用。 Pavlov研究室、Konorski研究室では、実験直前に下記の成分を熱して溶かし、固まらないうちに素早く溶けた接着剤を唾管につけ、イヌの頬上の耳下腺開口部に接着していた。ぐずぐずしていると、頬につける前に接着剤が固まってしまう。イヌが頭を動かさないように、頭をもっている人、溶解した接着剤を入れた容器を唾管をつける人の手元に近づけてもっている人、唾管に接着剤を塗り開口部に接着する人、と3人がかりで唾管をつける。唾液分泌のセンサーにあたるこの唾管を正しく耳下腺瘻の上に固定することが一番難しい作業であった。日本では、私(宮田)は黄蝋の代わりに普通の蝋燭の蝋を使用していた。 成分(3グラムに対し) ・コロホニュウム(松脂)0.5グラム ・酸化第二鉄(ベンカラ)0.5グラム ・黄蝋2グラム 唾液量を測定するガラス製の装置は阪神淡路大震災で壊れた。立命館大学には残されている。
参考文献:なし
典拠
ラベル類
刻印・プレート
ラベル
注記