• ないはずの形が見える-主観的輪郭-
  • 何が見えるでしょう?
  • このように白い三角形が見えませんでしたか
  • [カニッツァの三角形]白い三角形の一部はそこに三角形があるわけではないのに、まるで三角形があるように見えます。このように、存在しないのに見える(知覚される)輪郭のことを主観的輪郭と呼びます。これはカニッツァという心理学者が発見した現象です。
  • [もっと知りたい!]白い三角形が見える部分はほかの所よりも明るく見えませんか。主観的輪郭が見えるところは周辺より明るく見える傾向があります。このような現象も私たちの錯覚によるものです。
  • 今度は何が見えるでしょう?
  • このように、星形の上に丸が重なったように見えませんでしたか。
  • [もっと知りたい! ~解説~]私たちの目はいつも「よい形」を求めているようです。そのために、星型や丸い形があるように知覚するのです。
  • [よい形って?]よい形とは、 与えられた事態においてできるだけ規則的な、秩序のある、安定した、バランスの取れた形のことです。
  • 今度は何が見えるでしょう?
  • このように犬が見えませんでしたか?
  • [もっと知りたい! ~解説~]円や三角形のように幾何学的な規則性を持っていなくても、この犬のように主観的輪郭が見えます。ここにもよい形の要因が見られます。
  • [やってみよう]ここで紹介した星形や犬の図は、○や△を組み合わせて作ったものです。オリジナルの図を作って遊んでみてはどうでしょうか。主観的輪郭の図や模型を自分で作り楽しむこともできます。
  • [参考文献]ホフマン D. D. 原淳子・望月弘子(訳)(2003). 視覚の文法―脳が物を見る法則 紀伊國屋書店 pp.73-111. カニッツァ G. 野口薫(訳)(1985).視覚の法則-ゲシュタルト知覚論- サイエンス社 p.49.
  • [製作者]田中吉史・伊丸岡俊秀・渡邊伸行・鶴谷奈津子(金沢工業大学情報フロンティア学部心理情報学科) [協力者]水口晴賀(金沢工業大学情報フロンティア学部心理情報学科/サイコロジェクト)