心理学ミュージアム

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  • その記憶,鮮明なのに間違ってるフラッシュバルブ記憶重大な出来事を思い出してみる「あなたがものすごく重大だったと感じる出来事」 について何か思い出してみてください。重大な出来事の記憶は100年以上前から研究されてきました•	1899年に初めて研究成果が発表されました2)。実験でもたしかめられています「ケネディ大統領暗殺事件などの衝撃的だった出来事について,はじめて知ったときの状況を思い出してください。」3)(実験参加者:アメリカ人80名 ※1977年頃の実験)この写真みたいな記憶は「フラッシュバルブ記憶」と名付けられました。ナウ・プリント (Now Print!) 説4),5)1986年にチャレンジャー号爆発事故が起きました。その事故の次の日と2年半後に,ある研究者が7) ,同じ参加者に「あなたがこの事故のニュースを最初に聞いたときの状況を教えてください。」と聞いてみました。翌日しかも・・・最近の研究では……まとめ•	人はとても重大な出来事に直面したとき,その状況をものすごく詳細に,鮮明に記憶する。引用文献1)郷原 皓彦・津田 菜都美・辻 浩樹・倪 夏希・山田 祐樹 (2018). 重大な出来事に関する記憶 未刊行2) Colegrove, F. W. (1899). Individual memories. American    Journal of Psychology, 10, 228-255.3) Brown, R., & Kulik, J. (1977). Flashbulb memories.    Cognition, 5, 73–99.4) Livingston, R. B. (1967a) Brain circuitry relating to      complex behavior. In G. C. Quarton, T. Melnechuck, and     F. 0. Schmitt (Eds.), The Neurosciences: A Study    Program. New York, Rockefeller University Press, (pp.    499-514).引用文献5) Livingston, R. B. (1967b) Reinforcement. In G. C. Quarton,    T. Melnechuck, and F. 0. Schmitt (Eds.), The    Neurosciences: A Study Program. New York, Rockefeller    University Press, (pp. 499-514).6) Talarico, J. M., & Rubin, D. C. (2003). Confidence, not consistency, characterizes flashbulb memories. Psychological Science, 14, 455-461.引用文献7) Neisser, U., & Harsch, N. (1992). Phantom flashbulbs:     False recollections of hearing the news about Challenger.     In E. Winograd & U. Neisser (Eds.), Memory symposia in     cognition, 4. Affect and accuracy in recall: Studies of    "flashbulb" memories. Cambridge, Cambridge University     Press (pp. 9-31).8) Hirst, W., & Phelps, E. A. (2016). Flashbulb memories. Current Directions in Psychological Science, 25, 36-41.9) Tinti, C., Schmidt, S., Testa, S., & Levine, L. J. (2014). Distinct processes shape flashbulb and event memories. Memory & Cognition, 42, 539–551.お薦め図書•	御領 謙・江草 浩幸・菊地 正・伊集院 睦雄・服部 雅史・井関 龍太 (2016). 最新認知心理学への招待––心の働きとしくみを探る (改訂版) サイエンス社    -フラッシュバルブ記憶について詳しく説明されています。•	箱田 裕司・都築 誉史・川畑 秀明・萩原 滋 (2010). 認知心理学 有斐閣    -記憶の仕組みについて分かりやすく説明されています。•	コーリン, C., ベンソン, N., ギンズバーグ, J., グランド, V., ラジャン, M., & ウィークス, M. 小須田 健 (訳),池田 健 (監修).  心理学大図鑑 三省堂    -Brown & Kulikの研究についてとても詳しく説明されています。
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