• 探し物を見つける(視覚探索)
  • 『ウォーリーを探せ!』*1 は視覚探索を楽しむものです。
  • 人ごみの中から友人を探したり、本棚から本を探したりするとき、探しているものが簡単に目に飛び込んでくるときもあれば、探しても探しても見つからないことはありませんか?
  • 視覚探索課題 いろんなターゲットを探してみましょう
  • 特徴探索 O を探してください
  • 特徴探索 O を探してください
  • 次はどうでしょう? N を探してください
  • 次はどうでしょう? N を探してください
  • 一つの特徴を見つけるの(特徴探索)は簡単 ターゲットがパッと目に飛び込んできます(ポップアウト)
  • 一つの特徴を見つけるの(特徴探索)は簡単 ターゲットがパッと目に飛び込んできます(ポップアウト)
  • 一つの特徴を見つけるの(特徴探索)は簡単 ターゲットがパッと目に飛び込んできます(ポップアウト)
  • 今度はどうでしょう? M を探してください
  • 一つの特徴でも似たようなもの(ディストラクター)の中から探すのは大変
  • もちろん、こうなると簡単 もう一度 M を探してください
  • 探しやすさ(探索効率)はディストラクターの数や性質に左右されます
  • 今度はどうでしょう M を探してください
  • 特徴の組み合わせを探すの(結合探索)はとても大変
  • 探索の違い
  • 並列処理
  • ディストラクターが増えても探索時間は増えない
  • 並列処理:ターゲットがポップアウトする特徴探索は、ディストラクターの数が増えても探索時間は同じ。(全部をいっぺんに処理してるから)
  • 逐次処理
  • ディストラクターが増えると探索時間が増える
  • 逐次処理:似たものの中からターゲットを探す場合や複数の特徴を組み合わせたターゲットを探す結合探索は、ディストラクターの数が増えるほど、探索時間が増える。(ひとつひとつを順番に処理してるから)
  • 特徴統合理論 探す特徴が1つだけのときは、特徴ごとのマップ(特徴マップ)を使って、刺激全部をいっぺんに処理します(並列処理)
  • 特徴統合理論 探す特徴が1つだけのときは、特徴ごとのマップ(特徴マップ)を使って、刺激全部をいっぺんに処理します(並列処理)
  • 特徴統合理論
探す特徴が2つ以上のときは1つの特徴マップでは探せないので、刺激を1つ1つに注意を向けて(焦点的注意)処理していきます。
  • 特徴統合理論
探す特徴が2つ以上のときは1つの特徴マップでは探せないので、刺激を1つ1つに注意を向けて(焦点的注意)処理していきます。
  • 特徴統合理論
探す特徴が2つ以上のときは1つの特徴マップでは探せないので、刺激を1つ1つに注意を向けて(焦点的注意)処理していきます。
  • しかし、特徴統合理論だけでは、説明できないこともたくさんあります。
  • こんな例もあります ゾウを探してください(特徴は逆さかどうかだけ)
  • こんな例もあります ゾウを探してください(特徴は逆さかどうかだけ)
  • 逆さまのゾウを探してください(同じく特徴は逆さかどうかだけ)
  • 逆さまのゾウを探してください(同じく特徴は逆さかどうかだけ)
  • 視覚探索の非対称性 左の方が難しくありませんでしたか?
  • まとめ ・1つの特徴を手がかりにターゲットを探すこと(特徴探索)は簡単です。・複数の特徴を手がかりにターゲットを探すこと(結合探索)は大変です。・特徴探索と結合探索の難しさが違うのは、ターゲットの探し方(処理)が違うからです。
  • 参考文献 1) Davis, G., & Driver, J. 1998. Kanizsa subjective figures can act as occluding surfaces at parallel stages of 	visual search. Journal of Experimental Psychology: Human Perception & Performance, 24, 169-184. 2) Itti, L. and Koch, C.  2000  A saliency-based search mechanism for overt and  covert shifts of visual attention. Vision Research, 40, 1489–1506. 3) Koike, T., & Saiki, J. 2002 Stochastic Guided Search Model for Search Asymmetries  in Visual Search Tasks. 	Lecture Notes in Computer Science, 2525, 465-478. 4) Li, X. and Cave, K. R. 2008  Kanizsa-type subjective contours do not guide attentional  deployment in visual 	search but line termination contours do.  Perception & Psychophysics, 70, 477-488. 5) Shen, J. and Eyal M. Reingold, E. M. 2001 Visual search asymmetry: The influence of stimulus familiarity and low-level features Attention, Perception, & Psychophysics Volume 63, 464-475. 6) Treisman, A., & Gelade, G., 1980. A feature integration theory of attention. CognitivePsychology, 12, 97-136. 7) Wolfe, J. M.  2001  Asymmetries in visual search: An introduction.  Perception & Psychophysics,63, 381-389. 8) Wolfe, J. M. 1994. Guided Search 2.0: A revised model of visual search. Psychonomic Bulletin and Review, 1, 202-238..
  • 関連図書 行場次朗・高橋伸子・向後千春・横沢一彦 1995 認知心理学重要研究集[1]視覚認知 誠信書房 池田まさみ・石口彰・北崎充晃・日下部裕子・仲真紀子・藤崎和香・和田有史・渡邊克巳 2012 日常生活と認知行動 オーム社 石口彰 2006 視覚 新曜社 乾敏郎・野沢晨・森晃徳・竹市博臣・津崎実・行場次朗 1995 知覚と運動 東京大学出版会 薬師神玲子・田中美帆 2012 視覚と記憶 オーム社
  • 制作者 池田まさみ(十文字学園女子大学) 重森雅嘉(静岡英和学院大学短期大学部)