• 色の名前を答えましょう(ストループ現象)
  • 色名呼称(++)「+++」が何色で書かれているか、左上から右下にかけて順に読み上げましょう(クリックしてスタート)
  • 色名呼称(++)「+++」が何色で書かれているか、左上から右下にかけて順に読み上げましょう
  • 色名呼称(不一致)今度は文字の色名を読み上げます。字を読むのではなく、字が何色で書かれているかを答えてください。(クリックしてスタート)
  • 色名呼称(不一致)今度は文字の色名を読み上げます。字を読むのではなく、字が何色で書かれているかを答えてください。
  • ストループ現象
+++(統制)と比べて、不一致の単語の色名を読み上げるのが遅くなっていませんか?
グラフは、イギリスの心理学者ストループが行った実験結果です。不一致単語の色名の読みは、単語につられて約0.5秒遅くなっています。
これはストループ現象(干渉、効果)と呼ばれます。
どうして、色名を答えようとすると、単語に邪魔されるのでしょう?
  • 2つの情報処理
単語は普段から読む習慣が出来ています(自動処理)
色名を言わなければいけないときはそれほど多くありません(制御処理)

単語を読むの
自動処理
頻繁にやっている (習慣的,反射的)
無意識,意図なし
速い
まっしぐら

色名を答えるの
制御処理
字を読むのほどは頻繁ではない
意識,意図あり
遅い
柔軟

制御処理は,他の制御処理や自動処理に邪魔(干渉)される
  • ストループ現象が起こる仕組み
  • 色の名前を言おう(意図,意識)
  • 自動処理の文字読みが先に処理される
  • 遅れて制御処理が実行される
  • まとめ
単語と色が異なるとき、色の名前を言おうとすると単語につられる(ストループ現象、ストループ干渉、ストループ効果)
単語の読みは習慣化されているので自動処理
色名を言うのは習慣化されていないので制御処理(意識しながら言っている)
制御処理は自動処理に邪魔(干渉)される。
  • 参考文献
Stroop, J. R. (1935). Studies of interference in serial verbal reactions. Journal of Experimental Psychology, 18, 643-662.
MacLeod, C. M. (1991). Half a century of research on the Stroop effect: An integrative review. Psychological Bulletin, 109, 163-203.
Schneider, W., & Shiffrin, R. M. (1977). Controlled and automatic human information processing: I. Detection, search, and attention. [doi:10.1037/0033-295X.84.1.1]. Psychological Review, 84, 1-66.
  • お薦め図書
嶋田博行 (1994). ストループ効果ー認知心理学からのアプローチ. 東京: 培風館
  • 製作者
重森雅嘉
静岡英和学院大学短期大学部